信州産のぶどうを贅沢に使った大麦のグラノーラです。
干し葡萄が入ってるのですが、通常干し葡萄というと小さな葡萄をイメージされると思いますが、こちらのグラノーラは信州産の巨峰やナガノパープル、クインニーナを贅沢に使用しているので、葡萄の力強さが全然違います。
メープルシロップにはカナダ政府が認定した完全天然・無添加のものを使っています。

色々とお伝えしたいことの多い商品なのですが、能書は一旦さておいて、シンプルに「とても美味しいグラノーラ」です。
毎朝のお食事に牛乳やヨーグルトでお召し上がりいただくのはもちろん（我が家はヨーグルトです）、そのままポリポリしても美味しいです。

そして保存がきいて、そのまま食べても美味しいこのグラノーラは災害時の備えにもとてもおすすめです。

素材を味わうグラノーラです

毎朝グラノーラを召し上がっているという方でしたら、今召し上がっているグラノーラの原材料を見てみてください。
スーパーなどでよく見かけるグラノーラであれば、たくさんのお砂糖やソルビトールのような甘味料、酸化防止剤やら乳化剤やら色々なものが入っているものがほとんどだと思います。

一方のぐらんふぁーむのグラノーラは

大麦(国産)・メープルシロップ・アーモンド・菜種油・ドライ葡萄(長野県産)・きび糖・落花生(国産)・大豆(国産/遺伝子組換でない)・レモン果汁・食塩・香辛料

以上。です。

要するに誤魔化す余地がありません。
シンプルになればなるほど、素材選びがとても重要になります。

信州産の巨峰やナガノパープルなどのぶどうを贅沢に使用しています

例えばこのグラノーラの中に入っているドライ葡萄をそのまま食べてみてください。
見事に凝縮された素材の持つ風味の力強さに驚くと思います。

信頼できる農家から仕入れたぶどうを、果実ごとの水分含有量や糖度などに応じて乾燥方法を変えることで、それぞれの味わいを最大限引き出しているのです。

- この商品の作り手 -

ぐらんふぁーむ

ぐらんふぁーむは長野県東部の千曲市にあるグラノーラの作り手です。
千曲市というのは以前は更埴市が近隣町村との合併によって出来た市で、もしかすると更埴という名前の方が馴染みのある方も多いかもしれません。
あんずの産地としても有名です。

国産大麦を使用したグラノーラを作る会社ですが、季節限定の商品も含めて普通のグラノーラだけで10種類以上、ソフトグラノーラやスープ用のグラノーラ、ビスコットなどなど含めると実に40種類近い商品ラインナップを取り揃えています。

私たちが千曲市にあるグラノーラを作る工房兼事務所を訪れたときにまず驚かされたのは会社のコンパクトさです。

これだけの商品数を開発し、定番だけでなく新商品や季節限定商品もどんどん出てくる商品開発はほぼご夫婦お二人で、製造管理を含めてもプラス従業員数名という規模で行われているのです。
しかもこれをやりながら全国の百貨店等での販売会で月の半分くらいは出張されている状況で、実際私たちがお邪魔した日も翌日から日本橋三越本店での2週間の販売会を控えたタイミングでした。

我が家ではヨーグルトに入れることが多いです

私たちは最近食生活の見直しをしたのですが、その中でも特に気を使ったことの一つがお砂糖を極力使わないようにしようということでした。
そうして一つのことをちょっと意識してみると、少しずつお砂糖以外でも「より食品添加物が少ないもの」、「野菜なら無農薬や有機栽培のもの」といったように普段の買い物の意識が変わってきます。

そんな中で出会ったのがぐらんふぁーむのグラノーラだったのです。

実はぐらんふぁーむを立ち上げた阿部さんは、ご自身が病気をされて食生活を大きく見直した経験をお持ちです。
そして食生活を見直すことで自分の身体の調子が良くなるということを身をもって経験されたことが今のお仕事につながっているのです。

「身体にいいものを食べるということは皆さん意識が行きやすいんだけど、食べたものをいかにしっかりと排泄するかというところまで含めてセットで考えて欲しい」とおっしゃる阿部さん。

大麦にこだわって商品作りをするのはこういった背景もあります。

実は大麦は野菜以上に多くの食物繊維を含んでいます。
細かい話になりますが、食物繊維と一言で言ってもその中には水に溶ける「水溶性」と、水に溶けない「不溶性」に分けられます。

前者は腸内の善玉菌の餌となることで腸内環境の改善に有効であると言われていますし、後者は排便を促すことで有害物質が腸内に留まることを防ぐと言われています。
大麦はその両方をバランスよく含んでいて、特に水溶性食物繊維についてはオーツ麦の約2倍、ごぼうの約3倍も含まれているのです。
また、大麦に含まれる水溶性の食物繊維であるβグルカンは、食後の血糖値の急上昇を防ぐ働きがあることがわかっています。

大麦が身体にいいことはお分かりいただきやすいと思いますが、結局のところいくら身体にいいからといって美味しく楽しく食べられなければ長続きしません。
まさにそのことを強く実感されてきたのがぐらんふぁーむの阿部さんご自身です。

我慢して美味しくない（けど健康にいい）ものを食べ続けたり、美味しいと思える食生活を送れないことはとてもストレスが溜まります。
せっかく機能的には身体にいいものを食べていても、精神的にストレスを感じ続けていたら、そもそもどっちが身体にいいか分かりませんよね。

ぐらんふぁーむの商品は、身体にいいとかよくないとかそう言ったことはひとまず置いておいて、とにかく毎日でも食べたいと思わせる美味しさへの徹底したこだわりが根底にあるのです。

ぐらんふぁーむの阿部靖さん、高澤敦子さんのご夫妻

私たちがぐらんふぁーむにお邪魔した際も、「まぁ色々な能書は置いておいて、まずは味見してください」ということでかなりの種類の試食をさせてもらいました。
そしてどれを食べてもそのおいしさに驚かされました。

今お取り扱いが始まって、店頭でお客様に試食していただいても、みなさん口を揃えて「おいしい！」とおっしゃいます。
そして「おいしい！」とおっしゃる時はみなさん必ず笑顔なのです。

きっとこう言うことがぐらんふぁーむの伝えていきたいことなのだろうな、とお客様の笑顔を見て思うのでした。