奉納の黒塗椀(中)
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こちらの商品は「古物」です。紡ぎ舎は古物商の許可を取得しています(古物商許可証番号: 道具商 第481342200020号(長野県公安委員会))。
古物は当然ながら使用感がございます。その一方で、長い時間を経たからこそ生み出される味わいがございます。その辺りをお楽しみいただく前提でお選びいただきますようお願いいたします。
当店における古道具お取り扱いについての考え方をnoteにまとめていますので、そちらもぜひご覧ください。
>> noteの記事はこちらから
小谷村奉納地区の古物
奉納と書いて「ぶのう」と読みます。地名の読み方は難しいですね。
紡ぎ舎がある「石原地区」から更に山の奥の方に車で10〜15分くらい進んだ行き止まりにあるのが奉納地区です。
その地区の中でも一番奥にあるのが奉納温泉という温泉。知る人ぞ知る名湯です。無色透明ですがトロッとした本当にいいお湯なのですが、最近では残念ながらほとんど営業をしていません。
そしてまさにその奉納温泉から出てきたのが今回のお椀やお膳です。
保存状態がよく、これまで出てきた他の椀と比べても綺麗なものが多いです。
こちらの椀は、懐石家具(懐石に用いられる膳や椀の類のこと)のうち「四つ椀」と呼ばれる4種類のお椀のうちの一つ「汁碗」の身の部分です。
ちなみに四つ椀とは、飯碗、汁椀、平椀、壺椀。
飯碗と汁椀は入れ子にして4つ重ねて仕舞うことができます。
当店では、以下の通りバラバラにご購入いただけるようにしております。
飯碗(身)・・・黒塗椀(大)
汁椀(身)・・・黒塗椀(中)
飯碗(蓋)・・・黒塗椀(小)
汁椀(蓋)・・・黒塗椀(ミニ)
こちらの商品は汁碗の身の部分となります。
お椀や鉢として単独でお使いいただいてもいいですし、蓋の部分(黒塗椀(ミニ))と組み合わせてお使いいただいてもいいです。

飯碗の蓋と身、汁椀の蓋と身は4つに重ねられるようになっています。

左から、大、中、小、ミニ。大と小、中とミニがそれぞれ飯碗の身と蓋、汁椀の身と蓋になっています。

中とミニを合わせて身と蓋にしたところ。

奉納温泉の漆器
小谷村内から出てくる漆器のお椀は上の写真のような木箱に入って仕舞われていることがほとんどです。
写真はまさに今回の奉納温泉のお椀のもの。
なお、こちらのお椀が作られた年代は記載がないので分かりませんが、他の村内の同様の漆器等との比較から恐らくは明治期のものではないかと考えています。
また、かつて小谷村辺りには輪島の行商が来ていたようです。従ってこちらの漆器も恐らく輪島の漆器であると考えられます。
<サイズ>
直径:約113mm/高さ:約50mm
<素材>
漆器
<配送オプション>
ネコポス:対象外
宅急便コンパクト:対象外
他の古物(古道具)はこちら>> #古道具
- ご注意いただきたいこと -
※商品写真はできる限り実物の色・質感に近づけるよう撮影しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味・質感が異なる場合がございます。
※こちらの商品は古物となります。そのため、使用感を含めて一点一点に若干の状態の違いがございます。また、もともとの商品自体も一点一点手作りされています。中には若干のサイズ差があったり、色が均一でなかったりします。ぜひ手作り商品の個性として制作工程に思いを馳せながらお楽しみください。また、使い込むほどに深みを増し、変化する風合いもお楽しみください。
※実店舗にて同時に販売しております。ご注文いただいた後に在庫状況を確認いたしますが、在庫ありの商品でもご注文いただいた時点で「在庫切れ」の場合がございます。その際はメールにてご連絡いたします。何卒ご了承ください。