とてもシンプルな平皿。取り皿やケーキのお皿など、用途を選ばず活躍します。
平皿といっても底の部分が真っ平ではないお皿も多いですが、この平皿は文字通り真っ平な平皿です。縁が立っているので汁気があっても大丈夫です。
ナチュラルは鶯色のような優しくて淡い色合い。釉薬が溜まって色が濃い部分が全体のアクセントとなっています。
焼け方によってこのような表情があります。
<サイズ>
直径:約158mm/高さ:約23mm
*陶器は一つ一つ手作りされるため、大きさや形に個体差があります。ご了承ください。
<素材>
陶器
<配送オプション>
ネコポス:対象外
宅急便コンパクト:対象外
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- この商品の作り手 -
ネギシ製陶
栃木県益子町にある小さな製陶所「ネギシ製陶」。
根岸さんご夫婦お二人で営んでいらっしゃいます。
この畦道を進んだ先にネギシ製陶があります。
「製陶所」というと、どことなく「陶器を製造する工場」のような感じがします。
実際、陶芸作家の場合は、作家の個人名や「○○窯」といった屋号で活動されている方が一般的で「○○製陶」という屋号はあまり聞きません。
それもそのはずで、ネギシ製陶は「作品ではなく製品(プロダクト)を作る」という切り口でうつわを作っているのです。
いわゆる「手作りらしい」と言われる要素である「微妙な大きさの違い」とか「ゆがみ」といった個体差を極力排除し、厳しい検品を経て製品として世に送り出されたネギシ製陶の器は、確かに手作りとは思えないほど形や大きさが揃っています。
家の限られた収納スペースにしまっておくことを考えると、大きさや形が揃っていてうまく重ねられることは重要な要素。
そしてその大きさや形も、1つで何役もこなせるような使い回しの良いものがしっかりと揃っている、まさに日常遣いのうつわなのです。
この窯で製品が焼かれています。
とは言っても、機械で作っているわけではありませんから、多少の個体差や焼けの違い、そして釉薬の色の出方などの違いはもちろん出てきます。
そして釉薬といえば、釉薬はネギシ製陶が最もこだわっている部分の一つでもあります。
ブルー、アンバー、ナチュラル、ブラウン、イエロー、オリーブ、チェストナットなど鮮やかでありながらも優しく落ち着いた色合いの組み合わせがネギシ製陶の器の楽しみ(個人的にはブルーとナチュラルの組み合わせが好きです)。
実は根岸家のお風呂は薪焚きの五右衛門風呂なのですが、そのお風呂を焚いた際の灰を使って釉薬を作っているのです。
大きさや形は揃っているけど、かと言って量販店で売っているものとは違った手作り感もしっかりと感じられるネギシ製陶の器。
クラフト感とプロダクト性が本当に見事なバランスで融合した暮らしの道具です。
水を張ったバケツに灰を入れて灰汁やゴミなどを取り除いています(水簸(すいひ))。
これまでも数多くの作り手の方にお会いし、お話を伺ってきました。そしてお会いした後で改めて作品を眺めてみると、その方の人柄や性格といった要素を作品の中に感じることが多いのです。
でもネギシ製陶の場合は、そういったパーソナリティというよりも彼らのフィロソフィーの方が色濃く感じられるというのが印象的でした。
そういった点でも、やはり作品というよりも「製品」なのだなと感じさせられました。
ネギシ製陶近くからの夕焼け
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- ご注意いただきたいこと -
※商品写真はできる限り実物の色・質感に近づけるよう撮影しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味・質感が異なる場合がございます。
※うつわは一点一点手作りされています。中にはゆがみがあったり、ざらついていたり、色が均一でなかったりします。ぜひ手作り商品の個性として制作工程に思いを馳せながらお楽しみください。また、使い込むほどに深みを増し、変化する風合いもお楽しみください。
※実店舗にて同時に販売しております。ご注文いただいた後に在庫状況を確認いたしますが、在庫ありの商品でもご注文いただいた時点で「在庫切れ」の場合がございます。その際はメールにてご連絡いたします。何卒ご了承ください。