シナモン!
シナモン好きにはたまらない風味の「陽(ひなた)」です。
香りに使用しているのはカシア、シナモン、そしてシナモンリーフとどれも「クスノキ科ニッケイ属」の植物。
いずれもいわゆる「シナモン」を感じる植物です。
「カシア」といってもあまりピンとこないかもしれませんが、「シナモン」として販売されているものでも実は「カシア」であるものも多いのです。
セイロン島原産のシナモンは上品で繊細な香り、そして中国〜東南アジア原産のカシアは濃厚でしっかりとした甘い香りが感じられて、少しスパイシーさが強いです。
(個人的な感想としてはシナモンよりカシアの方が日本の「ニッキ」に近い感じがします。ちなみにシナモンやカシアは木の皮、ニッキは根を使っています。)
重層的にシナモンのニュアンスが次々と立ち上がる「陽」ですが、レモンの酸味が全体に横串を通しているため、まとまった印象に仕上がっています。
アレンジの一例として、草譯が提唱するレシピをご紹介します。
ホット陽
・陽 100ml
・お水 100ml
それぞれを鍋に入れ、弱火でじっくり温めます。
沸騰させず、湯気が立ち始めたら火を止めて器へ。
シナモンの力で、身体の内側からしっかりと温まります。
プラム陽
・陽 50ml
・梅シロップ 60ml
・炭酸水 100ml
爽やかに楽しむならこちら。甘味が強ければレモン果汁で調整してください。
炭酸水をお水に変えてホットにしても◎。
梅シロップの代わりに梅酒を使えば、お酒好きな方にもおすすめです。
割る際は1:1を目安に、お好みで調整してください。

左からベルガモット(季節限定)、陽(ひなた)、そして草譯(くさわけ)
<内容量>
200ml
<原材料名>
グラニュー糖、レモン果汁、カシア、シナモン、シナモンリーフ
<配送オプション>
ネコポス:対象外
宅急便コンパクト:対象外
- この商品の作り手 -
草譯(good drinks kino)

店頭でよく「これはどういう飲み物ですか?」と聞かれます。
「炭酸で割って飲む物ですか?」などもよく聞かれます。
恐らく皆さんジンジャーシロップとかクラフトコーラとかそういうものを思い描きながら質問して下さるのだと思います。
ただ「草譯」は、そういったこれまでにあったジャンルのどれにも当てはまらないのです。

湯治場だった旅館を改装した草譯の蒸留所
草譯は元々バーテンダーとして働いていた野村仁嗣さんが作る「草根木皮(そうこんもくひ)飲料」です。
草根木皮飲料というのは野村さんの造語。
「香りを飲む」をコンセプトに、これまでになかった新しいノンアルコールの飲みもののジャンルを開拓している作り手。まさに「くさわけ」です。
和歌山県出身で、元々は医療機器メーカーの営業を担当する普通のサラリーマンだった野村さん。
それがバーテンダーになりたいということで、会社を辞め、全く経験のないままオーセンティックなバーに修行に入ったのです。その行き先が、たまたまバー文化の根付く松本だったのだそう。以来ずっと松本で暮らしています。
順調に修行を重ねてきた野村さんですが、そろそろ独立して自分のお店を持とうと考え始めた矢先にコロナ禍に見舞われ、急遽方向転換を迫られることになります。
その時に行き着いたのがノンアルコールの飲み物でした。

野村仁嗣さん
ワインやウィスキー、そしてジンなどの「お酒」は、その香りも楽しみの一つ。
例えばワインのテイスティングにおいても香りについての表現は実にたくさんあります。一方でノンアルコールの飲み物となると、なかなかそういったものは少ないのが現状です。
バーテンダーとして、お酒を召し上がらない人がお酒のように嗜める選択肢が極めて少ないと感じていた野村さんが作り出したのは、まさにお酒のように、重層的にさまざまな香りの要素が立ち上がり、口腔から鼻腔に抜ける余韻をしっかりと楽しめるような飲み物なのです。

特別なグラスに少しだけ入れて、ウィスキーのように少しずつ香りを楽しみながらいただくのがおすすめです。
全ての香りは「草根木皮」から抽出された香り。さまざまな香りの組み合わせをデザインし、立体的に繋ぎ合わせていくのが野村さんの仕事です。
この数年クラフトコーラやジンジャーシロップなどの飲み物がとても増えてきました。
世の中の多くの人は「クラフトコーラを作ろう」「ジンジャーシロップを作ろう」とものづくりを開始します。
野村さんの場合は、そもそもの出発点に「どんなジャンルの飲み物」という概念がありません。
「自然界の植物の中にある香りを組み合わせながら作られた香り豊かな美味しい飲み物をつくる」ということだけです。
それを便宜的に表す言葉として彼が作ったのが「草根木皮飲料」という言葉だったということです。

蒸留所にもテイスティング用のグラスが何種類も用意されています。
冒頭に戻って、「どんな飲み物か?」というご質問ですが、何となくお分かりいただけましたでしょうか。
私たちがよく知るその道30年のバーテンダーの方が草譯をテイスティングした時に「これはお酒好きが敢えて飲みたくなるノンアルコール飲料」と仰っていたのが印象的でした。
お酒を飲む人も、飲まない人も、同じテーブルで一緒に楽しみたい飲み物です。
草譯の全商品はこちら>> #草譯(くさわけ)
- ご注意いただきたいこと -
※商品写真はできる限り実物の色・質感に近づけるよう撮影しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味・質感が異なる場合がございます。
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※保存料などの食品添加物は一切使用していないため、開封後はお早めにお召し上がりください。
※実店舗にて同時に販売しております。ご注文いただいた後に在庫状況を確認いたしますが、在庫ありの商品でもご注文いただいた時点で「在庫切れ」の場合がございます。その際はメールにてご連絡いたします。何卒ご了承ください。