真鍮イメージ写真
 

真鍮は、空気中で徐々に表面が酸化されて酸化銅(黒ずみ)という皮膜に覆われる性質があります。
そのため、一般的な真鍮製品は表面にメッキやクリアコートなどの加工を施すことでサビや変色を防いでいます。

一方、紡ぎ舎で取り扱っている真鍮は、真鍮が本来持つ風合いを活かすために、そう言った表面加工を施さない、言わば「無垢」の真鍮です。従って、酸化等によって時間と共に表面の風合いが変化していきます。
以下の点にご注意いただき、少しずつ変化する風合いを楽しみつつ、自分だけの真鍮に育てていってください。

使い始め

箸置きなどのテーブルウェア、キッチンウェアは、気になる場合は軽く水洗いして埃などを落としてからお使いください。
その際、必ずしっかりと水滴を拭き取って乾かしてください。水分が付着したまま放置すると過度な変色の恐れがあります。

普段のお手入れ

  • 一番のお手入れは、たくさん手で触れてしっかりと使うことです。放置しておくとどんどん「劣化」してしまいますが、毎日触ってお使いいただければ真鍮の商品はどんどん風合いが増して「育って」きます。
  • 箸置きなど、汚れた場合は水洗いをしても問題ありません。ただし、水分が付着したまま放置すると過度な変色の恐れがありますので、必ずしっかりと水滴を拭き取って乾かしてください。
  • もし元の輝きを取り戻したい場合は、市販の金属研磨剤(メタルポリッシュ等)や磨き布などで磨いてください。



こんな時は?

緑青(ろくしょう)が発生しました
使用中、稀に緑青(緑色のサビ)が発生する場合があります。
緑青は無害ですが、見た目が気になる場合には、下記のようにお手入れください。

  1. 酢(家庭用)に同量の塩を混ぜた液を布につけて、緑青が発生している部分に直接こすりつけて磨き落とします。
  2. その後、食器用洗剤で洗い、すすいだあとは必ずしっかりと水気を拭き取って乾かしてください。


紡ぎ舎がお取り扱いする、FUTAGAMIの製品は砂型鋳物で作られていますので、砂型の「鋳肌」が出ています。真鍮鋳肌独特の砂目、色合い、擦れ具合などは無垢の真鍮の証。素材そのものの味わいを楽しみ、そして大切に育てていって下さい。
砂型特有の砂目もそのまま残した鋳肌の風合い

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